映画『ハートキャッチプリキュア!花の都でファッションショー…ですか!?』

 友人に見せられました。
 以前からハトプリをおすすめしまくってた奴です。当然、男性です。うん、わかりやすいね。

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 プリキュアの映画を見るのは初めて。なので、わりとまっさらに。
 TVシリーズを全話見終わった後だとまた感慨が深いです。

 序盤はわりとのんびりと、アニメらしいアニメ、動きの楽しさを鑑賞する気持ちでおりました。OPが、背景の絵にスタッフの名前をはめ込む形式になっていて、お洒落であると同時に、子どもにとっては、映画にさっさと没入するのに良いかもなーと思ったり。

 いきなりパリにいるところから始まって少々びっくり。この時点で、きっとぎゅうぎゅうに詰めた内容なんだろうと予想がついて、ちょっとドキドキ。
 つぼみ可愛いよつぼみ、えりかうざ可愛いよえりか。崩し顔までものすごく可愛い、それがハトプリクオリティ。

 ゲストキャラは、少年役に大谷育江、悪役(一応)に藤原啓治とか、どんだけ鉄板だよっていう。
 そしてオリヴィエは生意気不幸かわいかったです。つぼみさんの全方位型天然カリスマたらしオーラにあっという間に陥落する。素晴らしい。プリキュア全員と個別にきっちり好感度上昇イベントが作られているあたり、おいしい役回りだなーと。

 そうそう、BDの高画質、というかHDでの変身バンクは初見だったので(MXの再放送はSD画質だった)美しさに酔いしれました。大画面で見てみたかった。

 中盤以降、物語の意外な重さと、言葉の遣り取りの奥を読んで考えるタイプの展開には、少々びっくり。
 なんというか、小さい子が見たら、退屈しちゃわないかなーと。プリキュアが誰も画面に登場しないシーンの比率が随分と高くて、余計なお世話と知りつつも、心配になったりして。
 プリキュア同士で仲良しこよししているシーンが、もう少し欲しかったです。お祭りな映画版らしく。

 まあ、それはそれとして。
 ものすごく個人的に、コッペ様イケメンバージョンの無双があって幸せでした。EDではちゃっかりモデルもやってるし(テロップでほぼ隠されているのが血の涙流すレベルに悔しい)おいしいとこ取りだなーと。
 おいしいとこ取りと言えば、サラマンダーも、いいとこだけ持っていっちゃいました。もう、なんつーか、ああ藤原啓治キャラだなぁという……うん。

 ともあれ、総じて面白かったし、見応えがありました。ことに作画のクオリティの高さは折り紙つき。日常の芝居は丁寧だし、アクションは期待を裏切らぬ素晴らしさだし。それと、美しき変身バンクのために、これだけBD買っちゃってもいいかな。と思うくらい。サンシャインとマリンのバンクも個別で入っていたら、即座にぽちっていたと思うんだけど。迷い中。

 あとはオールスターズかぁ。プリキュアの他シリーズを見ていないから、微妙かな。どうかな。