BLOOD-C#10「ふくからに」

 退場するキャラと再登場するキャラが激しくてもう。何がなんだか。

 今回はバトルも日常部分も、すべてが小夜の封じられた記憶へと収束していく感がありました。

 惑う。
 惑わせる。
 惑わせられる。

 視聴している方も、どこかしら眩暈を誘うような酩酊感があり、見終わって少々疲れてしまったり。

 この作品のフックはやはり、小夜の謎という一点なんだな。それが解き明かされ、カタルシス準備万端の状態で、映画に行くのかな。
 いや実は鼻歌がテーマなんだと言われたら、そんな気もしますけれど!

 筒鳥先生は、はじめからずっとストレッサーとして機能してきたキャラでしたが、ここに至って真実の扉を開く鍵という重要な役割を荷ったことにびっくり。
 というか、小夜に甘い顔をしない唯一の人物であるということが、実は伏線だったのかも。

 そして衝撃的な、のの&ねねの登場。もう何が真実で何が嘘で、何が現実で何が夢なのか、見ている方も分かりませぬ。
 最終回まで、ゆるゆると見てみるのみです。

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BLOOD‐C (1) (角川コミックス・エース 162-9)
 コミック版を読んだら、また分かることがあるのかなあ。そういえばニュータイプエースにもコミカライズが掲載されていましたが、本編とは時代も違えば登場人物も(現時点では)全然共通していないという謎タイアップ作品でした。んでも、それなりに面白かったのが困る。いや困らないか。