夏目友人帳 参#11「映すもの」
映すもの、というサブタイトルが、シンプルながら効いていました。
普通に作中に登場する「鏡」という映すもの。妖怪とその友人、夏目と田村という、互いを「映す」もの。
怖い要素も入れつつ、最後はやっぱりイイ話になってしまうあたりが、良い意味での夏目クオリティだなぁと。
……ぶっちゃけ、ハンマー妖怪が、田村に取り憑いた妖怪の友人のなれの果てとか言われたらどうしようと、終始身構えて見ていましたから。ええ。鬱展開予想しすぎですか。ええ。わかってます。
ともあれ。
夏目と田村の未だにぎこちない友情の描き方は、むずがゆくて恥ずかしくて床をバンバン叩いてしまうレベルですが、そのあと思わずにへらっと笑ってしまう。癒される。
異能ゆえにずっとまわりから遠ざけられてきたけれど、逆に異能を越えて近づきたいと願う友に出逢えて、良かったなあ夏目。
多軌を加えた三人での鏡あつめのくだりも楽しかったです。プールできゃっきゃしてる(いや大変なんだろうけれど)様子がまた微笑ましく。多軌かわいいよ多軌。一昔前で言うドリカム状態ときめくよ。
今回、ニャンコ先生の出番は少なめでしたが、鏡をあつめてきた時の超絶どや顔が可愛すぎて、思わずにやにや。あの顔のグッズがあったら欲しいにゃー。
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BD2巻ジャケ、これまたいい雰囲気すぎて、しかもちょうど三人組がメインになっていて、素晴らしいですよ。このなにげなさそうな雰囲気がいいんだなー。