うさぎドロップ#7「ないしょで家出」

 タイトルだけ見て、ああ、りんが可愛らしい家出をするのかぁ、と予想していたら全然違ったという罠。
 家出する人物も、可愛らしいという部分においても。

 なんというか、痛い話でありました。こういう、にっちもさっちもいかない状態に置かれている女性って、現実に山ほど居るんだろうな。
 それを、女子は強い、母は強い、という風に事を収めちゃって、いいのかなあ。うーん。
 いや、むしろ、その強さの根源が何処から来るのか、ということを、とてもさりげなく表現しているのかもしれない。
 例えば、泣き虫であったこと。涙を見せること。
 それでも、笑うこと。笑えること。

 家のあかりを、点けること。

 大人パートの苦さの中で、子どもたちの無邪気可愛さが救いでした。というか、第一話の時点で麗奈ってもう鼻持ちならないクソガキとしか思わなかったのに、りんと一緒に遊んでいると、ちょっと生意気だけど等身大の子どもとして、ほのぼの見てしまうから怖い。コウキもそうなんだけど、りん効果は偉大。作中においても、視聴者に対しても。

 実はこれ、りんを描くというより、りんという触媒を介した人間模様を描く作品なのかな。と、ふと思ったり。原作は知りませんが、アニメにおいては、ここ数話、そういう印象が。
 それはそれで、面白い試みだと思います。

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