神様のメモ帳#6「僕は負けそうだ」

 知ることは、死ぬこと。
 だから、全知と自認するアリスは、死者の代弁者であると。なるほど納得。

 しかしおとこだくなお話でした。四代目と錬次の過去の因縁もさることながら、鳴海と錬次の係わり合いかたも。
 義兄弟の儀式を通して、それぞれの交錯した関係、また対照性を浮き彫りにしているんだなあと。
 しかし、友情ではなくて、もっと重いものとして任侠の世界における「義兄弟」というものが扱われているあたり、なかなかラノベには珍しいセンス。むしろハードボイルド的世界観のような。

 男同士の熱い(?)関係が描かれる合い間に、清涼剤的にアリスのデレデレ描写が入っていましたが、アリスってツンデレというよりデレデレデレデレだよなあと再認識……。ツンの期間が、アニメで見る限り、ちょっと短すぎたのが残念。
 個人的には、ツンツンツンツンツンツンデレツンツンツンデレ、くらいが好みです。ツンデレって。どうでもいい話だ!
 あと、突然の添い寝には母さんびっくりしちゃったわ!

 ともあれ、このもつれた感じが、どのように決着していくのか。未だに心の中が読み取り難い錬次の真意はどこにあるのか。
 ……つーか、これでデレたら、この作品における真のツンデレキャラの地位は錬次さんが一等賞になるような気がぎゅんぎゅんしますよ!

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 EDテーマ。作品に合わせたフレーズも多く、錬次役の鈴村健一氏が歌っているということで、ニラニラ妄想も出来る一曲でありますね。
 そういえばご結婚おめでとうございます鈴村健一さん&坂本真綾さん。