うさぎドロップ#6「わたしの木」
いいなあ。木のある生活。家のある生活。
私事ですが、うちの両親は転勤族で社宅暮らしが長く、家を建てたのは私が成人した後のことでした。
だから、こういうシチュエーションには、無条件で憧れます。
自分の木。
誰かの木。
出生と同時に植えられ、ともに育っていくものがある、ということは、己を客観視するための材料にもなるのかな。
それと、植えてもらうこと、植えてあげること。どちらにも、贈り手と受け手がいることが重要なのかも。
りんが大吉に、大吉が母に、母は祖父に。連綿と続く優しい習慣。
前半の買い物シーン&小学校への登校シーンで、りんの成長を示唆していたことが、後半にぴりっと効いています。
ただかわいいだけのいきものではなく、自己主張をする一個の人格。木のように真っ直ぐに、しなやかに、育っていく。
……そういえば、微妙に絵的にも成長しているように見えたんですが、気のせいかな?
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先日会った知人に、うっかり原作ラストのネタバレを知ってしまって……と言ったら「あれは絶対に見ちゃだめですよ!」と怒られてしまった……だって、Wikipediaにへろっと書いてあるなんて思わないじゃないのー。
アニメは原作ラストまではやらないでしょうけれど。もしも二期があったら、どうなっちゃうのかなあ。