BLOOD-C#4「なげけとて」

 不穏な気配がだんだん増してきて、怖く、そして面白くなってきた気がします。

 アクションシーンが多く、しかも一対多数という構図を捌ききっていて、見応えがありました。
 小夜がきちんと一般人(言動に怪しさもありますが)を守ろうと頑張ってくれていたのも、好印象。結果として救うことは出来なかったし、パン屋さんについては、かるーく流してしまっていますけれども……。

 今回は、恒例のポエム(?)も、物語にがっちりと入り込んでいる感があって、思わず聞き入ってしまいました。

 憎しみの上書き、か。

 それはやはり小夜なのでしょうか。父親を初めとする、身の回りの相手に対するラブラブっぷりは、天然であることも加わって、なかなかの勢いですが。

 前半の学園でののどかさと、終盤の出欠を取るシーンでの不穏さの落差に、またぞくぞくさせられました。
 小夜の環境の何割かは「つくられた」ものであることは間違いない、とは思うのですが、具体的にそれが何割なのか、どの部分なのか、という点については、まだまだ未知数。

 10割だったりして?

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 OP、けっこう好きです。曲そのものが。映像は、すぐに滲んでスタッフ名が見えなくなるのは、問題ないのかな? とか余計なことが気になってしまいますが。