神様のメモ帳#1「彼女について知っている二、三の事柄」

 原作未読。予備知識も殆どなく、まっさらに見た初回でした。
 どんだけまっさらって、一時間スペシャルだってことも知らずにいたので「あれ? そろそろEDだと思ったら、またアイキャッチ??」などと思ってしまったり。

 ラノベ原作だと、受け付けないか、原作は無理だろうけれどアニメならイケるか、アニメにハマって原作にも手を出すか、という感じの分岐となるワタクシです。
 で、これは、二番目以降になってくれそうな予感。

 J.C.STAFF制作の作品は、なんとなく好きになることが多いので、それも含めて元から少し期待していました。
 でもって、基本の設定がだいぶ好みです。
 ニート、探偵、鬱屈した主人公少年、引きこもり少女。いいじゃないかいいじゃないか。

 そこかしこにSF者っぽい遊びが散りばめてあるあたりも好み。「死者の代弁者」とか、オーソン・スコット・カードですし。
 それと、こちらの記事を見て、ああティプトリーJr.へのリスペクトもあったのか。と気がついたりも。

 メルクマール
 神様のメモ帳 第1話『彼女について知っている二、三の事柄』感想
 http://merkmals.blog31.fc2.com/blog-entry-1744.html

 一時間スペシャルということで、ひとつの話として余裕のある構成。
 物語の発端に加えて、ファーストエピソードを結末まで描いてくれたことにより、作品全体の方向性、目指す雰囲気が見えたことがありがたい。
 登場人物それぞれの個性も、記号のみにならず、きちんと提示されていたし。
 今後は、個々のキャラクターの事情にも期待しています。

 気が向いたら原作も読んでみようかな。

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死者の代弁者〈上〉
死者の代弁者〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
 死者の代弁者、ですが、「エンダーのゲーム」から読むほうが良いかも。


エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))
 独立しつつもシリーズものなので。個人的には「エンダーズ・シャドウ」が一番好きだったりしますが。


たったひとつの冴えたやりかた 改訳版
 ……読むには若干の覚悟が必要な作品。
 昔の川原由美子表紙絵&イラスト版が好きだったなあ。可愛らしさが逆の意味でえげつなくて。