ラストエグザイル-銀翼のファム-#9「Connected passed pawn」

 お誕生日回、よいものです。
 でも、アニメにおいては常に、なにかしらのハプニングや状況の変化を予感させるものでもあります。

 これまでの鬱屈、不安を綺麗に解消してくれる、とても気持ちの良い回でした。
 まず冒頭から、ディーオが楽しそう可愛い。百合の花束は、ファムの誕生日を覚えていて、どこからか調達してきた……のでしょうか?
 気持ちの擦れ違いを悔やむファムを穏やかに諭す(というほど説教っぽくもなく、己の過去を伝えるだけ、というのがまたイイ)のも、しんみりしつつ、ドラマとしての厚みがありました。
 これは前作での人間関係&エピソードなんだろうなあ。うう。未見が悔やまれる。

 さておき、何よりもジゼの離脱フラグの見事な昇華っぷりに、ほっとするやら、嬉しくなるやら、でした。おにゃのこたちの青春友情物語っぷりに、見ていてニヤニヤしまくり。可愛すぎる幼少期のファム&ジゼに、ほのほのしまくり。殊に、幼い口調のジゼが強烈に可愛かった。
 ミリアとジゼルの間にも友情が芽生え始めた感があって、ニヤニヤ嬉しさ倍増。ホッケーに参加しちゃう艦長にも微萌え。微ですか。

 ラストで登場したヴィンセントって、前作からのキャラなんですね。見ていて、なにこれ突然敵の侵入が!?とか思ってしまいました。いや、なんか、誕生パーティって、トラブルでの中断がお約束じゃないですか……ないですか?だから、つい。

 ともあれ、ジゼルの復帰(精神的な意味でも)と、シルヴィウスに変化が。といったところで、次回は総集編ですかぁ。
 今回ちょっと作画がヘタれていたし(それでも肝心な場面のアップは綺麗に整えてあったのには敬意を表しますが)良いタイミングなのかもね。
 個人的には、いっそ前作の総集編をやって、あらすじを教えて欲しいところなんですけれども。

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 ジャケットイラストきたー。って、商品名長い!長すぎ!
 1巻から3話入りは、なかなか良心的。2クールだと巻数がけっこう多くなっちゃいそうですから。コンパクトにまとめてくれたほうが絶対嬉しいんだけどなー。

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輪るピングドラム#22「美しい棺」

 入れ替わり立ち代り。メインキャラクターがほぼ総出演。
 ダブルHの顔見せはサービス的。でも、心温まるものでした。良かったね、陽毬。
 多蕗とゆりは、これで物語上の役割をほぼ果たし終わって、彼らなりの結論も見い出し、既にエピローグ的な雰囲気。というか多蕗もゆりも、無事で良かったなあ。良かった良かった。
 まさかここで結城翼なんて人物が出てくるとは思いませんでしたけれども。前回の引きがコレだなんて、うう。

 ともあれ、いよいよ総決算、という感じです。

 多蕗&ゆり以外の登場人物達のやりとりの殆どが、互いに噛み合っていない、もしくは想いが通じていないもので、見ていてもどかしくも興味深く、引き込まれつつやるせなく。
 ことに冠葉は、もう全方位的に会話が成立していない、というか聞く耳持たない状態になっていて、見ていてハラハラしました。
 陽毬の声さえも届かなくなってしまったら、どうすればいいんだろう、と。

 そこに真砂子が登場し、こちらもやはり冠葉に声を届けることは出来ないわけですが……。

 回想を見るに、そしてこれまでの物語の経緯を見るにも、冠葉は、自己犠牲に拠って立つキャラクターなのだな、と。
 真砂子とマリオに対して、陽毬に対して。おそらく、晶馬に対しても。
 そこに真砂子の今回ラストでの行動が、どのような楔を打ち込むのか、興味があります。

 しかし真砂子、好きじゃなかったのに、あまりに格好良すぎていい女すぎて妹属性+姉属性すぎて、すっかり感情移入するキャラになっちゃったよ。
 個人的にこの作品の女性キャラクターは、登場時点ではたいへん苦手に感じることが多かったです。苹果然り、ゆり然り、真砂子然り。
 なのに、気がつけば(「好き」とは言い難くても)思い入れして見守るキャラクターになっている。

 この作品の怖ろしいところ。であります。

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輪るピングドラム キャラクターソングアルバム
 12月21日発売のトリプルHのアルバム、ジャケット絵でてました。キャラクターソングアルバムとなっていますが、実質トリプルHオンリーなのかな?収録曲はすべてARBのカバーとのこと。プリクリ様のテーマたる「ROCK OVER JAPAN」も当然収録。

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ペルソナ4#10「Real Me Doesn't Exist」

 安定の「ですよねー」いただきました!
 そんな番長・鳴神悠に惚れる金曜日のひととき。

 りせ仲間回、と思っていたら、クマまでまとめられてて(いや原作の展開でもまとめられているのは知ってたけれど)なかなか慌しくも濃密な内容の詰まった回でした。

 りせちー五倍、の絵づらがなかなかインパクト。
 こんなにいっぱいいたら、ひとりくらいお持ち帰りしても?とか思ったりして、最低ですねすみません。
 ポールダンスも五人でやってくれるのかと思ったが、そんなことは無かったぜ!

 シャドウりせ戦、なかなか楽しゅうございました。弱点を見抜くアナライズ画面が無駄に可愛くて、思わず一時停止してまじまじと見てしまったり。
 そういえば思い出しましたが、あまりスキルの名前……「ガル」「ジオ」「アギ」「ブフ」って、アニメでは出されていませんね。普通、必殺技的に叫ばせたくなると思うんですが、おそらくあえて控えているのでしょう。RPGアニメって、技の名前を言った途端に生じる違和感というのもありますから。
 そのへんのバランス、考え抜かれているなあ。と思うわけです。

 シャドウクマ戦。シャドウクマのグロさ怖さはなかなか好みです。もとが可愛い+原型を留めているだけに、他のキャラとは一風違った感覚でした。
 わりとあっさり決着がついてしまったのは残念でしたが、シャドウクマとクマとの対話はしっかり押さえてあったので、これはこれで。クマの毛並みや特訓といった迷言、迷行動もしっかりフォロー。クマかわいいよクマ。この先が楽しみだよクマ。

 そして今回最大の個人的萌え&燃えポイントが、ヒミコを支えるイザナギ。なんだか良い雰囲気すぎて!シンクロしすぎていて!
 これは原作には無い、アニメ独自の演出ですが、こういう形で気持ちよさにプラスしてくれるのは素晴らしいなあと。

 Cパートで新たなる事件を示唆して、次回へと。そろそろ1クール終盤、前半のクライマックスでもありますね。
 原作ファンとして、安心しつつ期待しつつ、楽しく見ております。

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 こうやって2枚並べると格好良すぎて眩暈がするレベル。BD1巻、好調のようで何より。
 3巻ジャケットの千枝はバストショットでは無くなっていますが、4巻の(おそらく)雪子と並べたら対になる、と信じていますよ。

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