ガリレイドンナ#3「キンギョ・ライフ」
ありゃ。三話にして倉田英之脚本じゃなくなっちゃうのか。ありゃま。
この癖のある三姉妹を描くのはなかなか難儀なことと思うのですが。
冒険の旅に出るにあたって、三人三様の心の動き。というか、神月の揺れる心を描きます回。
神月というキャラクターの手触りがどうも馴染めなくて、というか三話まで来ても三姉妹全員がいまひとつ愛せなくて、全11話がこれでいいのかなぁ。などと思いつつ見ておりました。
神月については、あの外見のキャラクターが、家族不信で、ネガティブで、乱暴な言葉づかいで、格闘担当で、でも保健室で仮病使って寝るところから始まっていて、ちょっぴりラブしちゃっている乙女でもあって……という……別に類型キャラにしろというわけではないですが、これだけ相容れない要素を盛り込んでいたら、描写するのがむつかしいキャラになるのは目に見えていたんじゃないかなって。
しかしまあとりあえずシシーニョの出番がありましたからね。それだけで満足ですね。シシーニョかっこいいですねいいですね。
空賊がアドニムーンにより罪を着せられる存在であった、と明かされたこと。その直後にロベルトとの手合せがあるとか、いささか調子の良すぎる畳み掛けですが、ここらへんはいい感じに作用していると思います。
なんだか、シシーニョが主役の空賊もの、が、見たくなってきたりして。
ともあれ、お話のほうはガリレオテゾロの謎についてのとっかかりが見えてきて、各勢力の構図も見えてきて、必要な段階はきちんとこなした第三話。といった趣でありました。
話の展開そのものは分かりやすいものなので、ふんふんと見ていくことが出来ます。
あとはやっぱり、主人公三人の魅力がもうちょっと欲しい……かなぁ。
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ジャケットイラスト可愛いのう。可愛いのう。
三女も苦手キャラのひとりですが、絵的にはとても可愛いと思います、はい。何が苦手なのかなー。って、声とか、オールマイティすぎるところだよなー。分かっちゃいるけど。