ちはやふる2#13「ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ」
熱戦は続く。
真剣勝負の熱に、いつしかギャラリーも集い、引き込まれていく。うーん、燃え燃え。
試合の内容や解説については、わりとオーソドックスな感じなのですが、過去の経験やこれまでの練習を踏まえたものになっているため、視聴する者としても「うむうむ、そうだよ、よく成長したねぇ」といった気持ちで見守ることが出来た……ような気がします。
恵夢が、仲間によりクイーンへの道を設えられたこと。そのフィードバックで、仲間もまた、レベルアップしたこと。
千早が、チームとしての協力を得て、またチームへのフィードバックも与えつつ、レベルアップしてきたこと。
対照的なようでいて、本質はおそらく似通っているふたつのチームの激突が、実に燃え展開なのであります。
恵夢はどうしたって好きにはなれないキャラクターなのですが、それでも……あるいは、それゆえに……ラスト近くの「むきになった」姿は、飄々としたドSの彼女よりも、ずっと魅力的に感じられました。
そういえば恵夢の心理状態の説明を、親衛隊の三人が受け持つのは、彼女のきつい印象を和らげる効果があるのかな。
でもって、単純な可愛さのファンではなく、「ドSな部分のファン」であるということで、冷徹な部分の観察者として適している。のも、面白い部分だなぁ。
随分と長丁場の試合になってきましたが、じっくりと描いてくれるのは嬉しく。しっかりと見守りたいと思います。
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なんだこのジャケット素晴らしいな!この潔さ!
こう言うと何ですが、少し懐かしい作品のレンタル版のようです。決して悪い意味ではなく。作品の懐の深さ、世界の広がりを感じさせてくれる。