THE UNLIMITED 兵部京介#9「カタストロフ -Pandora's box opens-」
普段はきゃいきゃいミーハーにツイートしている原作者が、今回はニコニコでの配信までは口をつぐみますと宣言し、また視聴した人は未放映地域に配慮してあげてね、などと注意喚起しており。
そこまで言われたら、最速地域としては、リアルタイム視聴するべき?
というわけで、久々(もしかしたら初めてか)リアルタイムで見ました。
で、感想。確かに凄く面白かったし、ネタバレ厳禁となる理由も分かったし、アニメーションとしての見応えも有りまくりでした。
私は久しく原作を読んでいないので、衝撃度が薄かったかと思いますが、元からのファンであればだいぶガツンと来たであろうと思うし、私みたいな半端なファンでも「ええっ」と思う瞬間の連続だったし、このスピンオフから入った人も、波乱と燃えがてんこ盛りでハラハラ楽しんで見ることが出来たんじゃないかと。
それにしても、なんつうか、よくもまあ臆面もなく、お約束のシチュエーションを乱れうち連発してきやがりますね!
そう。このアニメを端的に言い表すに最適な言葉かもしれません。「臆面が無い」。
撃たれた!無事でした!あのとき貰ったアイテムが命を救ってくれた!
幼女が!囚われました!全身拘束意識不明で連行されます!
過去の最大級のトラウマだった人物が!生きていた!
道が!閉ざされた!「いやあああああああ!」
……ごめんなさいこれらすべてのシーンで笑っちゃいました。
いやあのその、文句なしに燃えて、ドキドキして、盛り上がっている気持ちも確かにあるんですが、一方で世に溢れる数多のフィクションに毒されてきたこの脳が、脳がイケナイ。
しかし、逆に言えば、いまどきこういった展開を照れずに正々堂々と繰り広げるのは、ひとつの覚悟でもあるのかもしれない。なにしろ、原作だったら絶対に茶化しまくるところだろうから。うん。
そのへんのノリは置いといて、戦闘シーンの出来も素晴らしゅうございました。個の、人としての激情が込められた、いかにも超能力者らしい戦いぶり。
ヒノミヤの猛(というより超)ダッシュも、やっぱり笑っちゃったんだけど、爽快感というか、なにやら強いカタルシスがありました。
兵部を受け止めるべく走り出す、という行為には、たぶん見た目だけではない意味も含ませてあるのだろうな。そう考えると、燃えて萌えて泣けて笑えてハラハラする、名場面でございます。
……とかなんとか言いつつ、お姫様抱っこで受け止めたらどうしようってそればかり気になって全然別ベクトルな心配をしながら見ていたダメなわたくし……。
◆amazon link
Break Through (初回限定盤)
3月20日発売予定のキャラソンアルバム。連動のイベント応募券つき。ってシングルからの期間が短すぎやしないですか。なんかバランス取りしてるのかな?
いずれにせよ、CD関連まで追いかけるのは大変そうだ……。