PSYCHO-PASS サイコパス#18「水に書いた約束」
放映開始前から「BD/DVDでは作画リテークするんで許してちょ!」(意訳)とかツイートして先入観を植えつける監督ってどうなんですか。
ものすごく覚悟して見ましたが、個人的には、どうってことなかったです。
いやそりゃロングショットはだいぶ崩れていたし、デッサンそのものの乱れ、時系列のミス(上着を脱いだり着たり)といったものも目立ちましたが、アップはほぼ綺麗だったし、気にしなければ気にしないで済むレベルだったと思うのですけれど。
試写会での評判がよっぽど悪かったのかなぁ。
普段の平均値が高いので、ちょっと崩れても目立ってしまう、というのもあるでしょうね。
むしろ、変な気構えをしたことにより、純粋に作品を楽しむのが阻害されてしまったことの方が辛かった。ターニングポイントとなる大事なエピソードだったのに。
槙島の脱走を受けて。
あれだけの仕打ちを受けてなお(むしろますます)槙島に執着する局長@シビュラ怖いよシビュラ。
しかし、その槙島が特別扱いをしているところの狡噛については、無頓着なままなんだな。ここで興味を持ってもおかしくないと思うんですが。
矜持を見せつつ相変わらず肝心な場面ではヘタレな宜野座、すっかり男前になって危地を脱させる朱、セーフハウスって言葉だけでもう渋いよおっさん、さばさばしすぎて艶っぽさの欠片も無い、だがそれがいい唐之杜。それぞれの言動に味わいがあって、見ていて実に楽しいです堪能しています。
ここからさらに錯綜しつつそれぞれに見せ場もあるんだろうと思うと、さらに楽しみです堪能しまくる予定です。
……しかし、いつ誰が死んでもおかしくないなぁ。とか、ふと思ったり。縁起でもない!
狡噛が公安という組織を離れ、自身も追われながら宿敵を追うというハードボイルド展開。
もうほんとに王道で、しかし決して見飽きたシチュエーションではなく、むしろ「きたきたきた!」とテンションが上がる感じでした。
ヒロインである朱との訣別も、ぞくぞくするくらい美味しいお約束。
ほんと、ドラマしてるよなぁ。
まだまだ終盤に突入したばかり。ここからどれだけ美味しく楽しませていただけるのか。
期待だけです。本当に。
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OPテーマ、3月6日発売予定。このOPはだいぶ気に入っています。映像も、曲も。分かりやすいぶん、1クール目より好み。
しかしOP映像のDVD付きって言われてもなー。BDで付ける時代はまだなのかしら。来ないのかしら。