イクシオン サーガ DT#13「-AC- Accidental Contact」

 ヤンデル?いいえ、乙女の暴走です。

 ミランダの暴走と脳内お花畑っぷりは、ストーカーの行動原理ってこうなのかな、と思わせるもので、たいへん恐ろしかったです。が、なんだろうこれ、ミュージカル映画パラダイムというか、一昔前の少女マンガのパラダイムというか……ぶっちゃけ今の世の中でも、ここまで極端にならずとも似たようなメンタリティで生きている人ってのは現実に居そうで、そういう意味でも本気で怖かったですよ。

 昔の職場の同僚にも居たからなあ。ヒットソングを聴くと「これ、あたしのテーマソングなの……」とか言い出したり、告白もしていない、相手側に交際の事実もないのに「あたし、友情のために三角関係から身を引いたの……」とか言い出す人。ちなみにハンドルを握ると豹変し、前の車に悪態をつきまくるひとでした。

 閑話休題

 ひたすら翻弄される紺が気の毒ではありました。でも、まあ、いいか。紺だし(酷い)。
 第1話の頃の微萌えが地平の彼方まで吹き飛んでおります既にして。いや今でもOPなんかでは見た目はとっても可愛いなーと思うけどね。けどね。中身がアレだからね。
 そもそも「異世界に飛ばされた」事象以外の彼の幸も不幸も、その殆どが、自ら招き寄せたものであるような。因果応報であるような。
 今回のミランダについては、天災のようなものでしたが。テンパった紺の独白も相当酷かったので、素直に同情する気になれないというか、はたからニヤニヤ眺めていたいというか。

 新年を迎えても、死亡(したふり)エピソードを越えても、相変わらずの緩さを保ちつつ。本筋の緩さと、単発ネタのキレキレな暴走っぷりが、ギャップにならないギャップであり、そこが魅力。なのであります。

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 2クール目突入で、まさかの紺バージョン&エレクバージョンへの差し替え。いやぁどういうことなのこれは……タイアップのお申し出は無かったんですかね……?
 以前、購入時にも書きましたが、これはよいものです。紺バージョンはまあ声優歌唱というか頑張ってるなーという感じですが、必死っぽいところがDTらしくて(ダブルミーニング)とてもよいし、エレクバージョンは普通に歌うますぎだろあと叫びが切羽詰りすぎだろ。だし。
 しかしまあ、ゴールデン・イクシオン・ボンバーDTの新曲も聴いてみたかったなあ。