Robotics;Notes#4「一緒に、正義の巨大ロボを造ろう」

 昴のロボ部入部、フラウの登場で、ぐっと群像劇らしさが増してきて嬉しい限り。
 そして、個々の環境、家庭について……も示唆されたり語られたりして、そのへん面白いというか並行して描くことにより、効果が増しているんだな、と。
 原作ゲームをプレイしている時にはあまり抱かなかった感覚で、新鮮というか、プレイヤーが任意に物語を切り刻めるゲームとは違い、一定の時間を通して見せていくアニメならでは、という気がしました。

 とにかく今回は昴とフラウという二大気に入りキャラの出番が多く、掘り下げもあり、それだけで幸せでありました。

 昴はほんとに正統派というか、作品内でも随一の常識人なキャラであり、毒舌も納得のいく、理由のあるもので、見ていてほっとします。
 反面、父親にホビーロボットのことを隠している様子がまた、痛々しいというか、同情を誘うというか、そのへんでバランスを取っているのが良い。

 フラウはその対極、言動からしてあからさまにおかしいというか、他の登場人物とまずまともに話が(2ch語ネットスラング九割で喋るから)通じないという駄目すぎる人物なんですが、それが逆に魅力に思えてきたらもう逃れられない。今後さらに見せていく痛々しさ(昴とは全然違った意味での!)にも期待であります。

 ところで、フラウの何が秀逸って、いかにもなアニメ声にしていないこと。リアルにそこらで話しているダウナー系アニオタ腐女子の声と変わりない。そのリアルさゆえに痛さも倍増してしまう!素敵!
 萌え系の声で演技をしなかった、させなかったことには、無条件で拍手を送りたいです。ええ。それゆえに最初のうちは、キャラの外見や名塚佳織というCVのネームバリュー的に、すとんと落ちてこないものもありますが、これが耳慣れてくると、逆にすごい萌えてしまうから不思議なんだな。っていうか音響&声優さんの力、凄いんだな。

 なんだかフラウについてばかり熱く語ってしまいましたが、スペースアメをスポンサーにとか、昴との世界大会!?とか、ラストではゲジ姉からメールが!とか、お話もいろいろと動き出し、引っ張り出しております。
 とりあえず早くOPにも居るロボ部全員揃わないかな。仲間を揃えていく過程も楽しいっちゃ楽しいんだけど、淳和が加入するとさらに、かけあいが面白くなるし。ね。
 楽しみです。

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 爽やかな楽曲が今期でも秀逸なEDテーマ。アニメ盤と通常盤に、楽曲収録の差は無いっぽい……?おにゃのこかわいいジャケットに加えて、アニメ盤は特典がつくと書いてありますが、何が付くのか分からないぞ。とりあえずフラウかわいいよフラウ。

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