超訳百人一首 うた恋い。#9「少納言と行成 清少納言」

 ずっと清少納言をメインに据えて、取り巻く、あるいは通り過ぎていく男達、といった感じで進行していくのかな?
 いろんなヒロインちゃん達が見たいなーという気持ちもありますが、恒星系のように、ひとつの輝く星を囲む星々の図、というのも面白うございます。

 今回は行成が実にいい感じにいい男で、いやまあこの作品は出てくる男みんないい男だし出てくる女みんないい女なんですが、だいたいにおいて大きな美点のあるキャラクターが殆どの中、歌は得意じゃないし粋に振舞えるわけでもない、超イケメンというわけでもない、いわば一般人属性の魅力とでもいうか。
 行成かっこいいよ行成。

 ……ま、歴史上は、書家として名を残しているし、有能な人であったようなのですが。歌、恋、について強くなければ、この「うた恋い。」の世界においては、傍流ですから。
 というか、そこを魅力にしちゃったのが、美味しいというか凄くいいなぁと。

 清少納言との関係性も、さばさばと乾いたもので、しかし想いの強さ、気持ちの確かさはしっかりと伝わってくる。
 実方含めてドリカム状態とかやったら面白かったのにー。って、あっちは元彼だから、だいぶ違いますけれど。

 清少納言の恋愛遍歴(あるいは言い寄られ遍歴)を積み重ねつつ、いやらしくならないのも、良いんだよなぁ。
 なかなか得難い人物像になりつつある。

 枕草子、きちんと読みたくなってきた。教科書に取り上げられた数編しか読んだことない……。

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 9月発売、迫ってきましたわね、のBD/DVD。ジャケットイラストがいつのまにか発表されてた。
 これは、美しい……しかしアニプレ価格はやっぱり勘弁して欲しい。
 どうでもいいけど私が一番多く買っているのはバンダイビジュアル製品ですね。なんでかな。SFが好きだからかな。そっち系統がやっぱり多い気がする。

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