アクセル・ワールド#9「Escalation;激化」
オプティマイズされたソリューションって何。何何。
ネクタイ締めなおすの、何。何何。
しかしラッキースケベは発生しないのであった。ハルユキくん、微妙に不幸。いや十分に幸せか。うむ。
ニコの目的と依頼、赤の王として果たすべき義務、そして災禍の鎧について。
今後の物語の展開へ、道筋を作る回でありました。ぶっちゃけて言えば説明回というやつで、完全に繋ぎエピソードなんですが、学園や日常描写、ラブコメ(と呼ぶにはささやかですが)要素を楽しみながら、情報を得、決意を得るという、なかなか見やすくて感情移入もし易い作り。
ネガ・ネビュラス内での力関係……と言うとあれですが、三人の相関関係についても、雰囲気の下地がしっかりと作られた感。
拓武は博士くんポジションなのか。メガネ光りすぎだよメガネ。イケメンが台無しだよイケメンメガネ。だがそれがいい。
黒雪姫は意外と猪突猛進、とはちょっと違うな、決断の人っぽいので、いいバランス。リーダー=王に相応しい資質。
そして春雪は実働部隊にして、牽引役でもある、と。よきかな。
ニコの依頼に対し、拓武が反対意見を述べたのも、レギオン内では慎重さを促す役目を(意識的か無意識的かは分かりませんが)あえて負っているのかなあと。それを鑑みつつ、全体の要素を検証して、赤の王の提案に乗ることを決定する黒雪姫。意見を引き比べ、ニコに対する己の情と、マスターである黒雪姫の決定と、拓武の慎重論を総括しつつ、場の雰囲気を良い意味で緩める春雪。
キャラクターとしての役割がはっきり見えると、面白いというか、見ていてなにやら気分が良いです。
次なる事件は、災禍の鎧との戦いとなるのか。
ともあれ素直に展開を待ちます。
それにつけてもメガネ拓武の眼福さ……今期最萌メガネの座に一気に踊り出ましたワタクシ調べ。
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コミック版、現在2巻まで発売中。著者は合鴨ひろゆき。この方、私はTRPGのリプレイヤーとして最初に知っておりました。漫画家としてもポテンシャルの高い人だったんだな、と。ちなみに女性だそうですよ。
人気作のコミカライズという難しいところを、しっかり原作ファンにも応える内容に仕上げている模様。