ヨルムンガンド#8「モンド・グロッソ」
この作品の特長である、丁々発止の遣り取りを存分に楽しめるエピソードでありました。
アマーリアが、なかなかにいいキャラ。声が高島雅羅ってのが素敵。こういうところに惜しみなくベテラン声優を配するあたりが、イイんですよ。
こういう話の場合、アマーリアみたいなキャラは落としまくって終わりたくなるところ、痛みわけ(というより痛み押しつけだけど)で、愛嬌のある女性としてオチをつけたところが、とても良い感じでした。
それとは別に、序盤のルツとヨナの戦闘訓練もまた楽しかった。隊の仲間内でわいわいがやがやしている様子を見るのは、文句なしに楽しいし、和みます。
ルツの甘さ……お人好しさや、ヨナの子どもらしさが透けて見えて、愛着がまた増し。
で、本題の、UAV納入競争。
アマーリアという、別業種からの参入者を媒介として、武器を売る者、戦場に立つ者、人を率いる者に対するココの考え方を明確に打ち出していたのが印象的でした。
ココの覚悟というのは、そらもう相当のものなんだろうな、というのは今までの話の中でも窺い知ることは出来ましたが、割合さらりと「笑っている理由」が明かされたのは少々びっくり。もっとサイコパスな理由でもあるかと思ってた……。
むしろ、ごく健全で、まっとうな思考。そして、戦術であり、戦略。
毎回、会話のやりとりがほんと楽しいです。ココというキャラクターは、なかなか唯一無二。この先どう動いていくのか、視聴者としても気になるし、見守りたい存在。
堪能しております。
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Borderland TVアニメ「ヨルムンガンド」OPテーマ<初回限定盤>
OP、5月30日発売。って実質、今日発売ということですね。川田まみのOP担当は、楽曲もアニメ自体も当たりが多い印象。曲としては個人的にはシャナ一期とか好きでした。
初回限定盤にはお約束のDVDが同梱。「Borderland」のPVの他に、Makingfilm収録。PVのメイキングかなー?