芦田豊雄 回顧展
12月28日、秋葉原に行ってきました。
なんだか今年はやたら秋葉原に行く機会が多かったことよ。魂フェスとか魂ネイションとか、バンダイのしもべ状態でしたが。
今回の目当ては、こちら。
芦田豊雄、回顧展。
秋葉原UDXアニメセンターで開催。別会場のメイドカフェでも展示と特別メニューの提供をしているとのことですが、そちらはパス。
わりと小ぢんまりとした会場で、原画の展示と、関係者からの追悼の色紙展示、それにビデオメッセージ。元々、芦田豊雄氏の描かれる絵というのは、とてもカラフルなものが多かったので、会場の雰囲気も全体に明るい感じで、大好きだったアニメのイラストを眺めて、懐かしいなぁと思い出に浸る、まったりとした時間。
……絶筆イラストには、衝撃を受けましたけれども。
入場無料で入りやすい雰囲気だし、駅前だし、ふらりと立ち寄ると良い感じではないでしょうか。
図録買いました。むしろ図録がメインの目的だったり。
2500円也。「芦田豊雄」の部分が銀の箔押し。イラストと「回顧展」の文字は白印刷。
ほぼフルカラー、146ページ。イラストたっぷり、見応え有ります。ワタルは長年に渡って描かれてきただけに、時期による絵柄の変化を追えるのが面白い。
巻末には宇田川一彦・小山高生・奥田誠治・大徳哲雄・安彦良和の寄稿有り。安彦良和氏のみイラスト寄稿。
個人的には、このへんの古い古い絵が好きだったりするのよね。このふくらはぎのラインとか、指先のくいっとした感じとか。パステル調の色彩も。
旧モモとかバイファムの頃は、こういう淡い色調、かつ細い線の版権絵が多かった気がする。
ワタル初期、グラン、ワタル2と、少年ものではどんどん線が力強く、色も強くなっていったのかな。素人考えですが。
ともあれ、図録、宝物です。
思い出と一緒に、いつまででも、眺めていられる。
ちなみに図録は2000部限定だそうなので、欲しい方は早めに行かれた方が良いかもしれません。日程によりゲストのトークショーもあるので、公式サイトのスケジュールを確認して、狙って行くのも良いかも。年明けに、林原めぐみさんも来るようですよ。