境界線上のホライゾン#13「境界線上の整列者達」(終)

 企画を聞いた時点では「サンライズラノベ原作アニメとか、世も末じゃねーかオリジナルやれよオリジナルで硬派なロボットものを!」と思いました。
 PVを見た時点では「なにこのちちゆれアニメ、壮大そうなフリしてるけどどうせ萌え萌えおっぱいアニメなんだろ?……でも、このニヤケ顔の主人公、これで司令官役ってことはカリスマ系キャラ?なんか惹かれるから見てみるか」と思いました。

 そんな状態で第1話を見て、あれ、思ったより話についていけるぞ?と思ったのが、始まり。
 ……ええ。今ではBD1巻購入済、続巻も予約済、原作購入済。果てはオールナイト一挙上映イベントにまで行ってしまう始末。
 我ながら、何があった。と問いたい。自分に問いたい。
 自分の感想を見返してみると(こういう時、感想ブログやってると振り返れるのが楽しい)第3話の感想で、既に作品そのものに愛を感じていることがバリバリ分かりまくり。
 というか「ものをかんがえて」いることに惹かれているあたり、第5話の元信の台詞を先取りして知っているかのようですね、はい。びっくりです。
 それだけ、アニメから入った新規である私のような者にも、メッセージが鮮明に伝わったということなのでしょう。

 そして迎えた最終回、素敵でした。
 初見は一挙上映でしたので、MXでの視聴は二回目になります。大画面の迫力で見るのも良かったですが、おうちのテレビでひとり集中して見るのも、おつなものです。

 Aパートは、ここまでの流れをそのまま踏襲し、一気にクライマックスへ。
 それぞれの陣営の抱える、意地としがらみ。相変わらず大人げないインノケンティウス様。遠足は帰るまでが遠足、確かにそうだ!
 相変わらず小ネタも挟みつつ、戦場からの脱出と、追撃の大規模な戦艦同士の戦闘、胸熱でした。
 キャラクター各人にきちんと見せ場が割り振られているあたりも、流石。

 ……そしてやってくる最大の見せ場。
 ホライゾンと、大罪武装。「悲嘆」という感情を取り戻したホライゾンと、「悲しむ」ことが出来なくなってしまったトーリ、という構図がもう美しすぎて、それだけでじんわり来てしまう。
 ホライゾンの歌声と悲しみ、美しかった。受け止めるトーリ、男前すぎた。
 正しくボーイ・ミーツ・ガール(……アゲイン?)のラスト、そして始まり。ここから、始まっていく。何もかもが。

 でもって、戦いが終わったら宴会だよね!というお約束をきっちり果たしてくれるあたり、たいへん嬉しいです。それぞれがそれぞれに過ごす、束の間の休息。しかしみんな未成年だからお酒は抜きなのね。健全健全。
 エンディングで描かれる、翌朝の微笑ましすぎる光景にも、ニヤニヤ。ニヤニヤ。ああ良い最終回だった、え、でもこれ、ちょっと随分と時間余っていませんか?あれあれ?

 と思ったら、なんか知らんけどおっかない部活が始まってるし!

 この、原作未読者をポカーンとさせつつ、大笑いさせつつ、なんかスゲェことやってるよ!と思わせるハッタリ。
 これこそが「境界線上のホライゾン」という作品。まったくもって、最後まで堪能させていただきましたわよ!

 二期は来年の夏ということで、クール数が気になるところですが(既読者によれば1クールでは絶対足りなくて2クールだと若干余りそう、とか?)とりあえず座して待ちます。原作を読破して待ちます。

 楽しいなあ。まだまだ楽しめるなあ。こんな作品と出会えて、良かったなぁ。
 スタッフの皆様、お疲れ様でした。素敵な作品を、ありがとうございました。

amazon link
  
境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 1 (初回限定版) [Blu-ray]
境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 2 (初回限定版) [Blu-ray]
境界線上のホライゾン 〔Horizon on the Middle of Nowhere〕 3 (初回限定版) [Blu-ray]
 そんなわけで、あらためてBD初回版を並べてみる。品切れ・品薄という話が飛び交っている第1巻ですが、今現在だとamazonでは注文可能ですね。ただし、1月23日の入荷予定とか、オイオイ。
 第2巻は予約締切は過ぎていますが、普通にまだ予約できるし、店頭でも大丈夫でしょう。
 パッケージ、毎回女性キャラひとりずつになっていますが、全7巻、残り四枠。誰と誰が来るものか、興味津々戦々恐々。
 収録内容と人気と重要度から考えるに、4巻は二代、5巻は喜美、6巻はネイトあたり?で、7巻は全員集合とか、やってくれれば。……個人的には、トーリでもいいんですけどね!是非とも全裸で!

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村 アニメ感想ブログ