うさぎドロップ#2「ゆび切りげんまん」
なにこのにやにやアニメ。
にやにやさせつつ、子どもを引き取って育てるということの現実も垣間見せてくれるのが、なんともいいバランス。
保育園問題なんて、実際、大変なんだろうなあ。
衣食住すべての面倒を見るだけでも大変。衣食住すべての面倒を見るだけでは済まされない。
可愛いだけではどうにもならない。
だから子どもより孫のほうが可愛いとか言うんでしょうか。責任は何もなく、ひたすら可愛がっていればいいから、という。
閑話休題。
少しずつ保護者らしくなっていく大吉と、天衣無縫だけれど、内面では傷を抱えたままのりん。
ぎこちないけれど、ありがちで分かりやすいぎくしゃくではない、言わば上品な描き方が、なんとも心地良いです。
それと今回、煙草に火をつけかけて消すシーンが、いい味を出していました。
そうやって少しずつ変わっていく。変わって行かざるを得ない。それを負担と感じるか、慈しむ悦びと感じるか。
とりあえず今のところ、ょぅじょを愛でつつ、アラサー男子の育児奮闘っぷりを楽しむアニメと認識しています。
うっかりwikipediaを見に行ったら(キャラクターの名前確認の為に)すごいネタバレを見てへこんだりもしましたがわたしはげんきです。多分。ええ……。
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よにんぐらし 1 (バンブー・コミックス)
原作者の別作品、これも家族もの。
擬似家族ものの前に家族ものを描いていたとか、ちょっと面白いかも。