ガンダムビルドファイターズ#4「ガンプラアイドル キララ☆」

 いやあ。キララ、凄かった。
 何が凄いって、凄い、萌えない。こんなにも萌えないキャラだとは予想外だった……!
 ガンプラアイドルとかいう設定を聞いた時点では、きっと媚び媚びなキャラで来るものとしか思えなかったので、これは誤算でした。良い方の。
ええ、良いんです。萌えなくて良いんです。ホビーアニメでこういうキャラが普通に萌え度が高かったりしたら、若干引いてしまいますから、私の場合。なので、身構えて見たら、こういう結果で。良かったのか悪かったのか。

 お話としては、いろいろあるよガンプラバトルの世界は。といったところ。
 しかしまっとうなホビーとして認知されているのかと思いきや、ガンプラバトルをするアイドルは「アキバ系」の扱いというあたり、もう一歩踏み出して欲しい感覚。ガンプラバトルが「メジャー」扱いである世界観へ、もう一歩。
 アニメのガンダムが下敷きにあって、ガンプラがある。という起源は崩せないので、感覚的に難しいのかもしれませんが。ラルさんはまだしも、前回の駄目な大人たちにも同種の違和感(違和感が存在することの違和感)があったのは、このへんだろうか。
 従来のガンダムガンプラ、大人のファンへの訴求力と、バーターになっている気ような気がします。

 だいぶ脱線しましたが、キララの話に戻すと。キララはともかく、ミホシはだいぶ見た目的には好みでありましたが……他人のガンプラを傷つけるというホビーにおいて最低最悪の行為に及ぶことに不快感を抱いたのは当然として、そういう役柄を、こういうキャラクターに振っちゃうのか。という、妙な感心もしてしまいました。
 まっとうに戦う気がない、企業戦略として強要されたファイターに背負わせる。とてもスマートなやり方であります。
 スマートすぎて、葛藤の生まれる余地が無かったのは残念ですが、多分この作品全体の空気やテーマからして、そっち方面にリソースを割くものではないという判断なのだろうな。
 今後、再登場するとしたら、どのような扱いになるか。どのような成長を遂げるのか。そこらへんが気になるところ。
 作品全体の精神にも、関わってくるところなので。

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 ガンプラには手を出したことはないのですが、レビューを見ているだけでなんとなく楽しいです。濃いファンの皆様ががっつりとついていらっしゃるのだなぁと。
 プラモデルは難しそうだからなぁ……プラクションくらいでいいの……私……。

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