ファイ・ブレイン 神のパズル3#3「それでも俺は信じる」

 第三話。このへんで基本のフォーマットを出してくるのは、分かりやすくも有り難く、安定感があり。
 安定感という言葉をけっこう使いたくなっちゃうんですが、決して無難という意味ではなくて、土台固めをしつつ前シリーズまでの流れもちゃんと汲んでいくのだなぁという嬉しさを込めてのものです。どちらかというと信頼感、かな。

 ルート学園での日常から地続きに始まるパズルバトル。学園への転校生、侵入者、挑戦。
 カイトがジンに対して抱く想い、揺るぎなく信じる心が描かれたのもさることながら、天才テラスの面々とのかけあい……ことにギャモンとの会話は、口の悪さの中にまた別種の信頼関係がちゃんと見えて、楽しゅうございました。
 ギスギスに見えても、もう予定調和だもんね。それが気持ち良いのよね。っていうかカイトはわりと周りに甘えているんだよなぁ。ノノハ然り、ギャモン、軸川先輩、キューちゃんも。悪い意味ではなくて、もう、信頼というか。分かってくれるだろう、分かってくれなくても受け入れてはくれるだろうというか。かいかぶりすぎ?

 パズルは毎度の正統派な迷路もので、アニメ作品における「動き」の楽しさを生かしてくれていて、堪能いたしました。なんか今回、走り回るカイトがやたら綺麗だったような……作画が……乙女的な……いやいや目の錯覚気の迷い。
 じゃなくて。迷路というのは、実写よりもアニメ向きなんじゃないかな、と思います。リアルでは有り得ないカメラワーク、床や壁の透過も自由自在。
 パズルが絡んでの複雑な構造もお手のもの。まあ、見ながら解くことは全然、まるっきり、出来ませんでしたが。いつものことだ。

 カイトにとっては小手調べ的なパズルでありましたが、真逆ジンというスパイスがよく効いていて、対戦として楽しく見ることが出来ました。
 つうか登場初っ端からほぼネタは割れちゃうのだけれど、そこは子安パワァというか、第三シリーズとなって慣れたこなれた作品ならではの遊び心と余裕もたっぷりというか。
 馬脚をあらわすと同時に際限なくおちていく(オチ&堕ち&墜ち)のは見ていていっそ気の毒になったりしましたが!
 ゲストキャラクターとしてインパクトを残すには、これくらいでいい。かもしれない。うむ。

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ファイ・ブレイン ラバーストラップ 大門カイト
 グッズがなぁ。もう完全にカイト・ルーク・フリーセルがメインになっちゃっているのがなぁ。ついでにレイツェルもありますが、ノノハさんの立場は。っていうかわたくし的にはギャモンさんのグッズくれよギャモンさんの!ですが!

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