宇宙兄弟#78「時間切れ」
日々人の進退について、いよいよ差し迫ってきた今回。
時間切れ……なんとも厳しい、辛い言葉であります。
ロシアで過ごすうちに得られるものが大きそうなだけに、尚更。イヴァンの、とにかく成功体験を積み重ねていくという方法論は納得の行くものであり、楽しそうな訓練の様子が見ていて嬉しかったので。
逆かな。ノって、楽しそうに訓練をする日々人を見るのが、嬉しかったんだな。
これならきっとうまく行く。リハビリは成功する。そんな予感がしたから。
しかしNASAの方面は不穏な雲行きに。
バトラー室長は、登場当初の若干「嫌な人」オーラは何処へやら、すっかりいい人というか味方というか「こっち側」の人になっちゃいましたが、そしたら今度はゲイツマネージャーという新たなるボスが出現しました、という。
まあ、普通に考えたら、日々人のリハビリには時間がかかりすぎだし、症状は重すぎるし。名誉職という名の閑職に置いて、お飾りとしてしまうのは、むしろ温情処置であるかも知れず。
しかし、治療の芽を摘み取り、宇宙飛行士を宇宙飛行士でなくしてしまう、その残酷さの方に反発してしまうのもまた、自然なこと。
ほんと見ていてはらはら、胃がキリキリ、そんな展開ですが。
オリガとのかけあいは可愛くて楽しくて、癒されました。あくまでも子ども扱いする日々人と、あくまでも子どもらしく反発するオリガ。
けれど、年齢差は縮まっていくものだから。その論を展開するオリガが、格別に可愛かったなぁという。
デートは叶うのか。叶わないのか。
離れて後、どうなるのか。
可愛い二人だけに、応援したくもなってしまう。とても素直に。
これもオリガの影響なのか。
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なぜいまの時期に?学研から?という不思議さをはらみつつ、オフィシャルファンブック。いわゆるひとつの、アニメのムック。
そういえばアニメそのものの単体ムックは今まで無かったのかな。講談社ってアニメ関連ムックは(原作を大きく絡めない限り)ほぼ出さないもんなぁ。そのへんに出版社のスタンスのようなものが見える、かもしれません。