境界の彼方#3「ムーンライトパープル」

 やあ、えぐいと言えばえぐいですが、だいたい想定の範囲内だった未来さんの過去話。
 疎まれていた自分を受け入れてくれた疑似家族を、自分のせい(と思っている)喪ってしまった、という。
 こういう悲劇設定は基本的に好物で、美味しくいただけるものなのですが。堪能するには少々下味が足りなくて、切なさが足りず。もったいのうございます。
 多分、未来に想い入れとか、感情移入とか、そういったものをするのが現時点では難しいから……なんだろうな。と、似たような設定の別作品のキャラクターを幾人か思いだしながら。

 ここで秋人が一発、辛い過去を持ってるのはてめーだけじゃないんだよ!とか、今度は自分の打ち明け話をかましてくれる。っていう展開を今か今かと待っていたわけですが、焦らしてくれます。待たせてくれます。
 というか、とにかく、さっさと、未来にガツンとやってほしい。ガツンと。秋人くん頑張ってくれ。頑張ってメガネを落とせ。なにかが違う。いや違わない。いや違うねメガネを落としたら駄目だもんね(意味が違う)。

 一方、街全体に暗雲が迫る様子は、なかなかいい感じでした。町の危機。異能バトルものの花道(と言っていいのか不謹慎な)。
 でもって、総力結集というよりは、個別に出来ることをする。そんな異界士たちの姿は、燃えシチュエーションであると同時に、歪さをも感じさせるような。統制が取れているようで取れていないような。全体的に仲が良くはなさそうですし。陰謀という程のものではなくても、思惑は多々ありそうですし。

 とりあえず博臣かっこいいですね見ていてニヤニヤしますね。
ときめく、とかじゃなくて、ニヤニヤ。そこがまあ問題なわけですが。
 服が破けて傷跡が見えた瞬間、リアル大笑いしちゃったからなぁ……真夜中に。うへははははぁーって感じで。

 そんな感じで、だいぶ刹那的に見ています。博臣は見ていてたのしいです。はい。

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境界の彼方 デカキーホルダー 名瀬博臣
 そういうわけで博臣のデカキーホルダーいいですね。いいですよ。ぶっちゃけ未来が秋人にデレる様よりも博臣が秋人にデレる様が見たいとか思う駄目なゆるふじょしのう。

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