ログ・ホライズン#1「大災害」(新)

 原作未読。内容については、オンラインゲーム閉じ込められジャンルですよ、というくらいは知っておりました。
 これはもうジャンルとして認定しちゃっていいよね。起源説というか「自分が知ってるものが起源なんだ!」と思い込む若い人にお付き合いするのには疲れましたSAOの時点で。

 どうでもいいけれど「ゲームのPCとして異世界に降り立つ系」で私が最初に触れたのは今は亡き社会思想社・現代教養文庫A&Fシリーズの「眠れる龍」です。あれはTRPGでしたが。続巻が出なくて悲しい思いをしました……けれどおそらく1巻の内容が一番面白くて、一番出来が良かったのだろうな、と察せられるので、美しいままに完結ということでいいのかもしれない。
 現実では車椅子の身である青年が、屈強なドワーフの戦士として力強く、生き生きと動き回る様子が、とても眩しかった。

 しょっぱなから脱線しまくってすみませんすみません。
 えー、この作品は、これまでに見かけた同傾向のものに比べて、序盤はたいへんのんびりまったりしていて(もう少し慌てたり驚いたりしないのでしょうか主人公は性格的なものがあるのでしょうかしかし仲間となる友人達もマイペェスすぎる)見ていて少々もどかしく感じたりしましたが、逆にこの緩さが魅力にも思えます。
 なんつうか、良い意味でEテレらしい、NHKアニメらしいなぁと。

 ネットゲーム「らしさ」は、コマンド入力や、インターフェイスの表現、味のしない食べ物、本来の肉体との齟齬といったところで出していますが、こちらもだいぶゆるゆるで。とりあえずお約束を踏襲していますよ、くらいの印象。
 あ、友人その1が多忙でしばらく休止していたけれどアップデートで久々に戻ってきた復帰組、ってのはちょっとリアルだった。うん。
 本来もっと段階を描くべき、馴染める人と馴染めない人、転移の戸惑い、といったものをばっさりすっ飛ばしたのは、その分、冒険らしさ、旅らしさ、ファンタジーらしさを強めるためでもあるのかしらん。
 今のところ、ネトゲものというよりは、わりと正統派のファンタジーものの雰囲気が強い気がします。
それと、キャラクターものとしての色合いも濃いかな、と。

 わたくし的には、主人公がきらーん良いメガネなので、もうそれだけでたいへんご馳走様ですね!ちょっと暗い性格、内向的、頭脳派、参謀タイプ、過去になんかトラウマありそう。黒髪、三白眼、メガネ。なんですかねこの数え役満は!
 要所に入るきらーん演出だけで生きていける気がします。楽しく見ていける気がします。

 ストーリーについては、原作もまだ続行中のようですし、Eテレアニメということで適当にだらだらと進めていきそうですし。まったり見守る方向になるかな、と。

 そのへん込み込みで、ゆるく見るアニメ枠として(ほぼキッズ・ホビーアニメと同等)視聴確保。多分きっと。

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ログ・ホライズン1 異世界のはじまり
 原作は一応区切りがついてはいるのかな。どうなのかな。現在6巻まで発売中のようですが。そもそも何クールやる予定なんだろう。いっそオリジナルエピソード、ありだとおもいます。なんつって。
 第一話時点でもう、キャラの魅力で見ていける気がしているので、エピソード水増しましましを歓迎したい。そんな気持ち。

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