キルラキル#1「あざみのごとく棘あれば」(新)

 あの名作のスタッフが再結集、とか言われても、その名作が肌に合わなかった身としては、逆に引いてしまうのだけれどなあ。
 などと思いつつ視聴いたしましたが、素直に楽しむことが出来ました。ただ、常なる私の「アニメを楽しむ」ポジションとは若干違うところにある楽しみなので、自分内での調整をつけつつ、ですけれども。
 あの名作アニメよりは「大江戸ロケット」を思い出しました。スラップスティックの味わいがあるからかな?ちなみに「大江戸ロケット」は好きでした。

 第一話として、世界観と、世界を支配するルールを提示しつつ、キャラクターを存分に動かす。
というより、アニメーションを存分に動かす。ちょっと日本語ヘンだけど気にしない!

 うん。
 その名作アニメでも強く感じたことですが、とにかく登場人物が視聴している方より先に先に全力疾走で盛り上がっていっちゃうので、見ていると「お、おう」という気分になってしまうのです。そこが苦手というか、タメがないとカタルシスを感じられないというか。こういうのって既に古い感覚なのかもしれませんが。努力が流行らない世の中になって久しいからなぁ。
 いやまあこの作品の場合、そういう要因よりは、生のお芝居っぽい一期一会の盛り上がりや、瞬間風速でガツンと行く感じが強いのかな。舞台劇を観た経験は数えるほどしか無いので、見当違いでしたらご容赦を。

 ともあれ、アニメとして、動く画面を見るという意味においての快楽は、今期他の追随を許さぬものがあります。「動いているものを見ているだけで楽しい」という赤ん坊めいた感覚に存分に浸れる。ちょいとケレン味強すぎじゃないの?と思う瞬間も多々ありますが、そこも含めて。
 ゆえに、ストーリーがどうとかより、ただ「動き」を見て楽しもうかな、と思うております。あと男性キャラにイケメンが多いし。声優の配置も好みすぎるし。

 感想は薄味になる可能性が高いですが。継続視聴ということで、よろしゅうお願いいたします。

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 サントラ、とりあえずロゴを代替画像にしているだけのようですが、なんとも言えないインパクト。これがジャケットだったら凄いけど。いっそ何もかもこれで押し通したら面白い。
 12月発売予定ですが、BDより先にAmazon登録されてるのがなんだか物珍しい。まるでキッズアニメみたい。

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