戦姫絶唱シンフォギアG#13「遥か彼方、星が音楽となった…かの日」(終)

 虹色のフリューゲル。虹は七色。六人の歌声。じゃあ、七人目は。
 ええっ。奏(高山みなみ)参加バージョンがBD/DVD最終巻の特典なんですかっええっそんなぁー。

 とかなんとか。実は「逆光のフリューゲル」はDL購入してわりと聴き込みましたので、最終回、最後の最後に使われたことは、だいぶ胸熱でございました。

 熱いといえば熱い展開「だけ」しかない最終回でしたがね!
 なんじゃこりゃ。っていうか、あんぐりと口を開けて見ていたら、次々に熱々の展開が突っ込まれるような、そんな感覚。ツッコミ入れるより先に突っ込まれる、そんな感覚。
 濃密であります。濃厚であります。
私の場合、多分、一番テレビに向かって口あんぐり開けちゃったのは、マムですかね。なんですかねマム。何を装着しているんですかね!?
 次点で70億の絶唱。えっ大丈夫なん人類総絶唱とか意味分からないので!?
 司令の岩割りとか緒川の影縛りとか一兆度とか槍投げとかもだいぶ来ましたが、上記ふたつが特にアレでナニだったかな……と……いいやもう。全部が全部熱血突っ込みどころだったということで。

 ぶっちゃけ、理解出来ていない部分もけっこうあるのですが(わりと不親切に専門用語を使いまくることもあり)、とりあえず熱血で、歌が素晴らしくて、女の子が可愛くて、という三本柱をいやというほど味わうことが出来たので、これはこれでよし。考察を深めたい人にはさらなる奥行きがあるということで、それもそれでよし。
 マリアは最後までマリアだった。うん。クリスちゃんは幸せそうだ。うん。

 全体を通して。
 序盤、一期に比べてだいぶ洗練された感があり、見やすい反面、物足りなさも幾分かありました。それでいて専門用語だらけであったり、葛藤の組み立てが唐突だったりと、乗っていきづらい要素が複数あり、中盤での若干の迷走に繋がっていた気がします。
 そんな中でも、毎回ラストの引きは笑っちゃうほど素晴らしく、視聴を続ける原動力となってくれました。
 終盤(というか最終回とその前あたり)は、一期のカオスっぷりが返ってきたかのようなテンションだけ際限なく昇っていく感に満ち溢れていて、あきれつつも「ああ、そうだよな、これがシンフォギアだよな」と思わせてくれるもので、満足というか満腹に。

 総じて、とにかく、愛すべき作品であったな、と思います。
 登場人物がみな真摯である。誠実である。
話は少々逸れますが、これが、個人的に大事なポイント。ということを再確認した今期でもありました。

 愛すべき人物。愛すべき作品。その定義は人それぞれなれど。

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戦姫絶唱シンフォギア キャラクターソング1 ツヴァイウィング
 気がつけば唯一購入したシンフォギアシリーズのキャラソンであったなぁ。いやフランメもだいぶ悩んだのですが……うん。
 象徴的な存在であった奏、象徴的な歌だったこれは、また別格だったよなぁと。

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