ハイスクールD×D NEW#12「二天龍、激突!」(終)
アザゼルさんが渋格好良く敵さんを撃退。と思ったら、最後はやはり主人公のヒーローなバトルで締める。素晴らしい。
見終わってとても気分が明るくなる最終回でありました。
そりゃまだまだ残された伏線や、まだまだ見たいものはたくさんありますけれども、共闘、戦闘、友情、愛情、劣情(えっ)と、各方面に満足度の高いものをくれたかな、と。
何よりも、一誠がとても一誠で、徹頭徹尾一誠な一誠でした。イッセーすばらしい。こんな子がいたら、リアスならずとも朱乃ならずとも、ちょっとぐらい甘やかしたくなりますよね。おっぱいに顔埋めさせてあげたくなりますよね。ええ。
両親の命を盾に取られての正統派熱血正義感っぷり。
リアス先輩のおっぱいを盾に取られて(違うけれど)の正統派熱情おっぱい大魔神っぷり。
ベクトルが同じなんだよなー。一誠にとって。後者のほうがパワーを出していたようにも見えますけれど、基本的に優劣はつけていない。
いずれも等しく「大事なもの」。
単純明快熱血バカ。愛すべきバカ。
ラストシーンも、なんというか、普通にあほらしいんですが、ちゃんと納得のいく理由があって(そんな理屈か!と思うのもまたお約束の範疇)、一誠も女の子たちもみんなほのぼの可愛く見守ってしまう不思議な感覚。
あっギャスパー君と木場がこの際あぶれ男同士で仲良くなっちゃえばいいと思います。その場合ギャスパー君は左側でお願いします(錯乱中)
……げほげほ。
ええと、総括的に。
物語としてのまとまりは前半の方があったと思いますが、勢い、テンションの高さ、そして「ハイスクールD×Dらしさ」としては後半の方が楽しめたかなぁと。
木場の扱いはほんと難しいところだと思いますが、一誠との絡み(変な意味じゃなくってよ!)がもっともっと見たかった。後半はギャスパーがかわいかったので、これはこれで。「男の娘」ではなく、あくまで「男の子」している性格・言動が、実によいかんじでした。
反面、女性キャラについては、ゼノヴィアとイリナの中途半端さ、朱乃が生い立ちを語ったのみで終わってしまったこと、全体的に出番が少な目の小猫……と、勿体ないと感じる部分も多かったように思います。キャラが増えに増える一方だから、しょうがないのだけれど。
それでも、メインたるリアスはきちんと推され、ファーストエピソードでヒロインを張ったアーシアにも長く目を配っているあたり、隅々まで丁寧だなぁ。と思わされました。
ストーリーは複雑さを増し(というかとにかくキャラが増えに増え以下略)、戦闘描写も白熱して、そちら方面を注視しても十分に楽しめるものに。
一期・二期とも安定して楽しめましたし、キャラクターへの愛着も増しているので、このまま続きもどんどん行っちゃって欲しいものですが……どうなのかな。難しいのかな。
まあ、待つともなく、待ちます。
いずれにせよ楽しかった。
スタッフの皆様、楽しい作品をありがとうございました。
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そういえばこの作品、BD/DVDでけっこうな追加シーンがあるそうですね。サービスシーンはもちろんのこと、ストーリーに絡んだ部分も多々あるとか。
ううううむ見たくなってきたぞどうしよう。どうしてくれよう。