ローゼンメイデン#12「ローザミスティカ」
真紅の復活と、再び分かたれる彼らの道と。
うん、いい最終回だった。って、あれ？まだもう一回あるの？
しかし、終わってみると（いや終わっていないけれど実質のストーリーはもう）、番外編というかスピンオフというか寄り道というかサイドストーリーというか、本題が進んでいない感が満載だった気がするんですが、どうなの。そこんとこ、どうなの。
掲載誌を移籍するにあたっての、ローゼンメイデンの世界への水先案内人。旧作から新作への橋渡し。それが、「まかなかったジュン」の役割であったのだなぁ。
案内人であると同時に、自分自身も案内されたわけですが。
結局、最終的には、真紅のぜんまいも蒼星石との契約も「まいたジュン」へと引き継ぎ、引き渡してしまっているわけで。
ことに後者は、蒼星石とのラブい感じがなかなか素敵だっただけに、けっこう残念な気がしました。
それでも、ジュンには、得るものがあった。
成長物語……というと少々こそばゆいですが、なんらかの「気づき」を得る物語としては、明確に「まかなかったジュン」が主体であり、主人公でありました。
ゆえに、ずっと思い入れて見てきた者としては、このしめくくりに（だから最終回ではないと）淋しさを感じてしまうわけですが。
ひとつの区切りとして、綺麗に終わってくれた（だから最終回では以下略）こと、まとまってくれたことは、嬉しく思いますので。相殺というところかな。
あとは、ジュン自身の物語。まいた彼も、まかなかった彼も。
◆amazon link
ローゼンメイデン ヴェヘゼルン ジー ヴェルト アップ (限定版) (シリアルナンバー入りオリジナル懐中時計 同梱)
ゲームの方はどうなのかな。これまた原作が完結していない状態での発売となると、うーん。うーんん。
オリジナルストーリーもあるということなので、それなりにカタルシスはあるのかしら。どうなのかしら。そして5pb.なのか……うーんん。
