銀河機攻隊 マジェスティックプリンス#22「オペレーション・ヘヴンズゲート」

 茶坊主のイズルさんがかわいいけどかわいそうで、笑っちゃうけどものがなしくて、しかし「おにいちゃん」呼びの甘ったるさにへなへなと腰砕け。
 なんですかなこの呑気さは、脳天気さは。
 いやいやそこが「ザンネン」たる所以。

 最終決戦、いきなり開幕後から始まって、なかなかびっくりしました。
時間軸を進めたり巻き戻したりの演出を細かく差し挟むことにより、スケール感、戦場での時間経過を表現しようとしているのかな、と。
 見ていて若干焦らしプレイのように感じる部分もありましたが、戦闘を横ではなく縦に描くという試みとして受け止めました。
 一方で、すでにお馴染みとなっている発進シークエンスについては、短縮バージョンにしながらもアサギの新たな決意と意思の強さを押し出したものになっていたりするのも、面白かった。

 激しい攻撃をかわしつつのマーカーの打ち込み。あと少し、あと僅か、ブルー1がじりじりと距離を詰めていく演出は、なんだかんだで燃えるものがありました。
 というか、待ち伏せや打ち込み失敗といった展開は有り得るかな、と予想していましたが、待ち伏せではなく遭遇戦だったり、マーカーは打ち込めたけれど攻撃そのものが功を奏さなかったりという展開が面白いというか、微妙なところを微妙にずらして、良い意味で裏切ってくれるものです。毎度のマジェプリ節。

 そんな中で、パトリックの敵討ちに燃える(というには負の感情が全然出ていないところが良さでありらしさ)タマキ、という王道展開もありました。燃えてはいても、妙に悲劇ぶることはなく、また戦いに呑まれてイズルやアンジュのように人格が変わってしまうことはなくて、良かった良かった。
 タマキのあのキャラクターが崩れたら、だいぶ見ていて辛いだろうな。と、ふと思う。それは全員について言えることではありますけれど、天然ぽややん癒し係の最たるものであるタマキだから、なんとなく。最後の防波堤のような気がして。パトリック絡みでも、タマキはあくまでもタマキだったからなぁ。

 五人全員であたってようやっとのルティエル撃破、マーカー成功、しかしゲート破壊は失敗し、戦場で孤立するチームラビッツ。まあ絶望的な状況になっちゃっているわけですが、茶坊主さんの出番はまだなのかしら。
 出撃禁止が逆に、温存となる。切り札となる。皮肉ですけれども。

 それでも、やっぱり、レッド5の活躍が見たいと願ってしまう。
 保護者失格かな。

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銀河機攻隊 マジェスティックプリンス B2タペストリー
 先日アニメイトに行ってマジェプリのグッズを探してきたのですが、クリアファイルと缶バッジが少々しかなかったというかなしみを。タペストリー、あればちょっと欲しかったんだけどなぁ。発売日に行くべきであったか。

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