銀河機攻隊 マジェスティックプリンス#21「決戦前夜」
決戦。クライマックス。
その前に整理をつけておきたいことをひとつずつ丁寧に片づけて、箸休めでありながら緊張を高めゆく、サブタイトルに偽りなしの「決戦前夜」なエピソード群でした。
アンナとの交流でほのぼのし、ついに立ったシモンに粛然とし。イズルの体調に不安になったり、アンジュが地味に地味な死亡フラグを抱えているような気がして不安になったり。アマネさん目立ち過ぎ大活躍だし、テオーリアとダニールも覚悟完了しているし。うむ。
これらの描写の多くに、アサギの言動と存在が大きく関わっているのが面白いというか、ここに来てアサギが副主人公的に大きくウェイトを増しているのが印象的。
泰然自若としたイズルへのカウンターとして、悩み多きアサギが配置されているのか。と、この終盤になって気がついたりする。
いずれにせよ苦労性ですねアサギお兄ちゃん……どんどん兄萌え属性が付与されていきますよ……。
そして、悩み部分をアサギや他の大人キャラクターが背負ってくれることにより、イズルの明朗さは保たれ、チームラビッツの純真さも保たれ。
ああ。この作品、ずっと、大人がちゃんと「責任」を果たしているのがいいな、と思っていたのですが。アサギもいつしか、そっち側に組み込まれていたんだな。
大人になっていっちゃうんだな。
今は完全に「こども組」のスルガ、タマキも、いつしか育っていくのかな。などと保護者気分になるのも毎回のこと。
そしてスターローズ発進。まさかの発進。
一般乗員退避!パージ!超技術の宇宙船を推進装置として搭載!
いやー燃え燃えなシチュエーションなんです。なんですが、もう絶対これ無事に帰ってこないような気がして。
スターローズ銀座。……ここでまた、あのタマキとケイの宣伝回を思い出すなんて、ね。
世界への思い入れがきちんと醸成されているからこその、街接収の物悲しさ。
こういう感情が掻き立てられること、大事にしたい。
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銀河機攻隊マジェスティックプリンス クリアファイル
このクリアファイル、購入いたしました。Amazonではなんかプレミア価格になっていますけれども、普通にアニメイトの店頭にありましたので。
でも、つくづく見て、やっぱり笑ってしまった……キャラが違いすぎるイズルさん目つき悪すぎる!
そういう、初期グッズからの変遷を見るのも、楽しいのです。