ブラッドラッド#8「ふたりはトレジャー」
攫われた冬実を取り戻すために一致団結、と思ったら、ベルの身内による犯行だったとか。ベルさんちの家庭の事情に突っ込んでいくとか。
ここまでのところ、徹底的に冬実が「ヒロイン」しておりますが、それを放置したりサゲたりするでもなく、ベルもまたきっちり別タイプの「ヒロイン」として立ててくるのがお見事であります。
今回はエンディングへの入り方と相俟って、なんだかやたらベルが可愛くてまいっちゃいました。まいっちんぐ。
ベルって絶妙に、かわいげのないかわいさを持っているキャラクターなんだよね。
スタズに対する表立った言動のきつさに対し、好き好き大好きだったりする内面。特殊能力の強さに対して、行動そのものはわりと常識的。基本的にツッコミポジション、でもたまに天然ポカもやる。
ギャップ萌えというやつなのか。しかしあざとさがあまり感じられないあたりもポイントで。
……うーん。今期だと、「神のみぞ知るセカイ」のちひろと、ほぼ同系統のキャラクターなのかもしれない。
一方、ブラッズの方は、予期せぬ危機に。キャラクター的に全然危機という感じはしないんですが(むしろリズの精神面がピンチですよピンチちっちゃい子をこんなに泣かせちゃだめですよぅ)、ここまでとにかく完全優位キャラであっただけに、事態がどう転ぶのか、なかなかに気になるところです。
ブラッズは、もう少しリズに優しくする場面を見せてくれたら、兄萌え属性も発動するんだけどなー。と、いつも少々惜しく思っていることはひみつだ。
それにしても、ブラッド兄弟といい、今回正体バレしたネル&ベルといい、兄弟姉妹の多い作品であることよ。
血がテーマ、ということとも呼応しているのかしらん。
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BLOODY HOLIC
ダブルヒロインなところに、エンディング歌唱担当はリズ。というのが面白いよね何となく。いやキャラで歌っているわけではないですけれども。耳に残る歌声です。