Free!#8「逆襲のメドレー!」
前回の勝負から、落ち込みモードの遙さん。
一緒に泳ぐということの意味を拡大解釈しちゃっていた遙さんまじ迂闊。
そして、他メンバーの結果はというと……全滅じゃないですかやだー。やだーとか言いつつ、まあ、設立したばかりの水泳部なんてそんなもんだよね。という納得の展開ではあります。これで大会を席巻したりしたら、逆に違和感ばりばりだし。
練習の描写が少なかったのも、多分にあるなぁ。そういう意味で、ここまでのシーンの取捨のバランスが巧妙でもあったのか。
個人戦は全滅したものの、隠し玉としてリレーへの出場があり。江ちゃんファインプレー。隠し玉というか、むしろ本命。そもそも作品の初っ端っから、それは分かり切っていたことじゃないですか。
一緒に泳ぐ、ということの意味。
肩を並べ競い合うことも、確かに広義では「一緒に泳ぐ」ことだけれど、遙が望んでいたのは、そういうことじゃないんだな。本人も明確に言語化はしていないでしょうが。
一緒のクラブで泳いで、楽しかったこと。一緒の部活で泳いで、楽しかったこと。
結局「勝負は本意でない」というのが真実だったということ。
だから、勝負に負けたことでは遙は負けていなくて、楽しく泳げなかったことで遙は負けたんだな。
だから、勝負に勝ったということでは凛は勝ったけれど、遙を楽しく泳がせなかったということでも凛は勝ったけれど、その勝利(前者はともかく後者)に意味はあるのかな。
リレーで泳ぐ四人の姿に羨望と苛立ちを覚えた凛は、自分自身を持て余すという意味で、自分には勝っていないわけで。
リレーに参加し、瞳の輝きを取り戻している遙の姿を目にしたことで、むしろ負けた気分になってもいる……のかな。
めんどうくさい子だね凛ちゃん!
あと嫉妬されるとか美味しいポジションだね怜ちゃん!
……ん?
ああ、ええ、はい。最近ふつうに怜は気に入りです。ええ、はい。でも大丈夫。大丈夫だから(何が)。
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ドッグタグ、いいよね。さりげないグッズ。しかし誰かに目をとめられて「これ何?」とか聞かれてしまったら、瞬間的に固まってしまいそうではあります。
やはり服の下に偲ばせるのがいいかな。肌に密着させてですね!