ローゼンメイデン#6「下弦の月まで」
真紅と水銀燈のケンカ可愛すぎだろう常識的にうんちゃらかんちゃら。
ツンツンで捻くれた水銀燈の言動をきっちり翻訳(むしろ翻案)する真紅さんまじ理解者。もうラブっちゃえよ。もうラブっちゃってますね失礼しました。
わりと深刻な内容も含んでいるのに、最終的には姉妹喧嘩にしか見えないあたり、ほんと楽しい。というか、のんきな気持ちになってしまう。
そんな時間はないのですが。
真紅がたびたび独白で語っていたタイムリミットの意味が、ここで明らかになりました。なるほど、二重に存在しているがゆえに、淘汰されてしまうということか。
かりそめのボディである、ということだけでなく、まいた世界の真紅が優先される、という要因もあったりするのかな。
これは、ジュンに語った、まいた世界とまかなかった世界の関係性と相似していますね。
幹の世界、枝葉の世界。
ジュンはこれで衝撃を受けますが、これ、大人であればこそ、余計にショックが大きいというもので。今まで過ごした、生きてきた時間が長いほど。
それが単なるフェイク、映し絵、借り物であり、自分は唯一無二の「自分」では無い、と知ることは。
……しかし、いずれの世界にもローザミスティカは存在しているのだと。
いずれにせよ、ジュンがダメージを受けていく過程は実にいやらしくて(褒めてます)見ていて心臓が痛くなるものでした。
世界そのものがエラーであると知ってしまったこと、真紅に軽んじられていると感じてしまったこと、店長にぶつけられた思いがけない正論。それ以前に、劇団で手伝いをしていても、どうにも居心地の悪さを感じてしまっていたことから、始まっているのか。
そしてメールの教唆を受け、新たな人形……新たな、自分だけの少女作りに繋がる流れは、見ている者としては明らかに罠であると知れるので、見ていてとても歯がゆい気持ちになります。
サスペンスの王道ですね。視聴者だけが知っている情報。ハラハラと引き込まれる。
とりあえず真紅さんはもう少しまかなかった世界のジュンに優しくしてあげませうよ。飴、あげませうよ。ね。
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真紅と水銀燈のツーショット、うん。一秒後にケンカし始めそうだよね。だがそれがいい。
そういや、ドールの抱き枕は、実質抱きクッションになっちゃうよね。あるいは抱っこ枕。それはそれで可愛いのでよし。とにかくよし。