ハイスクールD×D NEW 月光校庭のエクスカリバー#5「決戦、駒王学園!」
おっぱいとぱんつを強調するアングルは徹底して崩さぬままに、シリアスな雰囲気はしっかりと保って、それでいて作品全体の健全な空気は損なうことなく。
決戦であります。
なんだかぐぐっと来たのが、リアスの台詞。「またこの学園に通いましょう」というやつでした。
すごく地に足の着いた、説得力のある言葉。
わかりやすく「みんなで生きて云々」「この町を守って云々」といった言葉でも良いところですけれど、今までの学園内での描写がちゃんと必要十分に描かれていたこともあって、ああ、そうだな、学校に通って、授業受けて、クラスメイトとバカ話して、課外活動に勤しんで、って明日からも続けていきたいな。という感情に、素直に乗っていける。
とても包容力のある台詞に感じられました。
そして、こういう味わいが、リアスというキャラクター、ひいてはこの作品全体の魅力だな、と。
で、戦闘のほうは、程よい拮抗、程よいお色気、程よい絶望を振りまきつつ、木場の覚醒やらゼノヴィアの美味しいところ取りやらフリードの退場(……だよね?今度こそ)やら、イベント豊富。
木場の覚醒については、これはだいぶステロではありましたが、本人からして正統派イケメンゆえ、こういう真正面からのエピソードは良く似合うものでありました。
本音を言うと、もう少しなにか……現在の仲間とのエピソードを絡めて欲しかったところですが、今回いろいろと詰め込みまくりだったし、そこまで言うのは贅沢かな。
それにしても、登場人物がだいぶ錯綜気味。とりあえずバルパーを抹殺してしまったコカビエルさんが、少々小物に見えてきてしまっていますが……その、バルパーの気づいた事実というのが核心になりそうで、話そのものの引きがだいぶ強まっているのはよい感じです。
多数のキャラクターが一堂に会した現況で、どのように話を持っていくのか。
興味を絶えさせないでくれるのは、たいへん助かるのです。っていうか最近ちょっと集中力に欠けているな、自分。木場萌えだけで見てちゃいかんな。と、反省もしつつ。
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BDのジャケット。一期もそうですが、主役とはいえ(?)男性キャラである一誠がどどーんと描かれているのが、なんかもうそれだけで嬉しくなります。
じゃあ2巻か3巻のジャケットには木場も……って、それは流石に無理か。ううむ。