ローゼンメイデン#5「天使の黒い羽根」
真紅さんと水銀燈さんは、もうこれ、「仲よくケンカしな」の世界にしか見えないのですがどうなの。そこんとこどうなの。
とか詰問口調にしてみましたが、とりあえず可愛いからいいのです。可愛いというか、微笑ましいの領域。
大学生なジュンが仲裁すると、身体が大きい分、本当に子どものケンカ……ならぬ人形のケンカにしか見えないあたりがまた、いいんだな。何回も言ってますが。ジュンが成長している分、比率の問題で可愛さが増すってのが、本当に素晴らしい。
第一話からずっと、画面上の縮尺や奥行にとても気を遣ったレイアウトが為されている印象があるので、少なくともアニメにおいては、より狙ってやっている気がします。良きかな。
ジュンとドールが一緒にいるシーンと、ジュンが書店のバイトで人間と一緒にいるシーンとで、明確に「異世界感」が出る。という作用にもつながっているのではないかな。
水銀燈とめぐについて。
ああ、そういえばこういう子が水銀燈の契約者だったっけ、と思い出しました原作第一期を読んだ時のことを。意味もなく倒置法。
この危うい関係性は、なんだかんだで惹かれるものがありますね。ある種、共依存めいた病みを感じるのですが、同時にひどく美しくもある。いや逆か。
ともあれ、新シリーズでの水銀燈の登場にあたって、こうしてじっくりと振り返りをしてくれたのは、嬉しいかぎり。今回の話そのものにきっちりと絡んで来るようだし、私のような中途半端な記憶組には、ほんと親切な仕様だな、と思います。
細部に渡って丁寧に作られている。しかし、それだけに、尺の問題がそろそろ気になっても来るのですけれど。
ゆったりと分割2クール方式で作っていてくれたら、嬉しいんだけどな。どうなのかな。
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ローゼンメイデン 真紅 (ノンスケールPVC塗装済み完成品)
過去のアニメ化時に発売されたフィギュア、数あるようで。ドール(人形)をさらにドール(フィギュア)にしている、と考えると、なんとなく面白い感覚があります。それにしても、この髪型といい、ドレスといい、フィギュア映えするキャラ造形だよなー。
今のアニメシリーズの真紅の顔がとても好きなので、新作でええ感じのが出たら、買ってしまうかもしれません。フィギュア楽しいよフィギュア。