Free!#4「囚われのバタフライ!」

 ドキッ☆男だらけの水着選び!金網ドンもあるよ!

 なーんてことよりも、反復ギャグ要員として優秀すぎる怜がたいへんよいかんじでした。
 カナヅチと言われて「浮くのだから違う!」と反論するあたり、泳げない人間のあるあるすぎて、うっかり共感しちゃったよ。

 しかし、あれだけ何度も何度も何度も失敗して、なお諦めず腐らずへこたれずへこまずに挑戦し続ける怜には、けっこう尊敬の念を抱いたりして。

 最終的にバタフライで開眼する、というオチは見え見えではありましたが、そこに至るまでに部員全員との交流が発生する、それを眺めて楽しめる、ということもはっきりと見えていたので、茶番に感じたり、ストレスに感じたりといった負の感情は皆無。
 登場人物も、視聴者も、ほんとプラス方向にだけ感情が動くお話であります。

 いや、まあ、凛絡みの因縁はありますけれども。あれも結局水泳大好き、お互い大好き……もとい、リスペクトしている。というところが出発点だからなぁ。
 遥と凛のシリアスなシーンも、既になんつうか、いちゃいちゃしているようにしか見えない。いや変な意味じゃなくってですねぇー(墓穴)。

 そんなわけで、なかなか楽しく見ることの出来た偶数話でありました。
 時々(というかしょっちゅう)差し挟まれる、あざとい絵、あざといシチュエーションも、お約束として呑み込んでしまえば、むしろおもしろおかしいギャグシーンに早変わり。
 ほんと「アニメキャラがわきゃわきゃと戯れる様子を眺めているだけで楽しい」系統のアニメの、女性向けのスタンダードになるかもしれない。

 個人的には、同系統の男性向け作品が好みでない(というかスルー対象)のと同じく、さほど興味は持てないジャンルですけれども。
 こういうものが許容されてもいいじゃないですか。ひとつの方向性として。
 男性向け、女性向け。少しでも均されますように。

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 BD第1巻のジャケットは遙。えーと、メイン五人でひとりずつ担当して……あれ?全何巻になるんだろう?
 しかし、当然のように水着姿、背景なし水エフェクトのみ降りかかり。ですか。チェンジングジャケットも水着姿とエンディング衣裳。
 どっちかって、私服でおめかし、背景とポーズありでシチュエーション妄想もとい想像の余地を存分に持たせてくれれば良かったのに。女性向けを謳うであれば、そのへんも大きな訴求力に繋がるはずなので。

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