RDG レッドデータガール#4「はじめてのルームメイト」
拝啓、全国一千万のメガネスキーの皆様。
泉水子がメガネを外してしまったこと、さぞやお嘆きのことと存じます。
しかし、この「RDG」の本質は、「すこしむかしふうの少女マンガ」なのでございます。
もっさい田舎の女の子が変化していく、あるいは変身していくための通過儀礼として、「メガネをやめる」イベントは必然のものだったのであります。
その境地に至った泉水子の心理を想像(妄想)するに、「メガネを外す」ことにかくまでのイベント性を持たせたこと、これをもってして、メガネスキーとしても敬意を表し、また暖かく見守ろうではありませんか。
それはそれとして、前髪を切った時もですが、学習しない泉水子ちゃんはどうかとは思いますね!
学園生活スタート編。
的確にメインストーリー部分だけ取り出して、そつなく、滑らかに語っています。
原作未読であればさほど物足りなさは感じないのかな……むしろ「内容が濃い」と感じられるのかも。
ただ、上記に書きましたとおり、原作は「少女マンガ」のテイストがとても強いので、ヒロインである泉水子の内面の葛藤、もじもじ、そういったものがばっさりと削ぎ落とされてしまっているのが、物足りないというか勿体無く感じてしまう……のだな。
現状だと学園能力バトルものとしてのテイストが強くて、それだと、バトルものラノベアニメとの差別化が難しくなってしまうような。
泉水子の表情や仕草を丁寧を描き込むことで、フォローを頑張っている感はありますが。
などと文句を言っていますけれど、じゅうぶんに楽しんでいます。
宗田家の三つ子は、動いて喋っていると可愛らしさ数倍だし(しかし真澄に喋らせずに終わったのは酷い!いろんな意味で!)、高柳のいやらしさも動いて喋ったらたいへんえろくて(えっ)素敵だし。
次回、原作2巻目のエピソードが完結する模様。えっ二話で一冊消化しちゃうの。えっ。
……しょうがないのかなあ。
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荻原規子のアニメ化作品といえば『西の善き魔女』。ってアニメは2006年の作品なのか……そして、今はなきハルフィルムメーカー。無謀にも1クール作品として作られたため、RDGにも増して駆け足だったっけなぁ。
原作者のブログを遡ってみると、西魔女アニメの方向性については、わりと含むところがあったようですが。「RDG」については楽しんでおられるようで、よかったよかった。