Robotics;Notes#22「ここからは、俺たちのゲームだ」(終)

 だったらロボットで勝負だ!の最終回。

 大団円でございました。
 懸念された戦闘シーンも、思ったとおりアニメではARを活用することにより、だいぶ格好良く、見栄えのするものになっていて、見ていて楽しかった。
 鈍重な姿の、現実のガンヴァレルも、それはそれでいいものですけれど。

 一番のクライマックスはやはり、君島コウを葬り去るためのプログラム(これダルが作ったものだってこと、どこかで出たっけ?)を走らせるためにガンヴァレルが動きを停止した際に、捨て身で特攻し、説得するあき穂のシーン。
 みさ希の意志の有無がどうとかよりも、目の前に居たら、声を上げずにはいられない。直情径行、我らが部長。それがあき穂。

 ワタクシとしては、いちいちリアクションが可愛い(というより「らしい」)フラウに目が釘付けでしたけれどね!
 つうかフラウと淳和のリアクションがいちいち可愛くてしょうがなかった。昴が便利な状況解説要員のうえ、ミッチーとセットにされているのは残念でしたが、思ったよりは存在感を出していてくれたのでまあ良し。
 しかし、もっともっとロボ部が見たかったな。

 ともあれ、メインからサブまで、キャラクターは満遍なく活躍し、作中人物がずっと焦がれていた正義のロボットの大活躍も華々しく行われて、綺麗にきちんとまとまった良き最終回でありました。
 Cパートには少々驚かされた原作プレイ組。ゲーム版ではエピローグの薄さも不満のもととなっていたので、アニメオリジナルで補完した、といったところでしょうか。

 原作ゲームが厳しい評価を受けたことにより、放映開始前から逆風の吹いている感があったこの作品。
 エピソードの拾い出しは丁寧に、キャラクターの補完はさりげなく。誠実な仕事の為されたアニメ化であったと思います。
 個人的には、後半については大胆に換骨奪胎してくれてもいいのよ?と思っていたのですが。あくまでも原作尊重という基本に忠実なアニメ化であり、それゆえに原作の良いところも悪いところも再現してしまった、かも。
 しかしアニメゆえに説得力の増していた箇所は多々あり、また、若干の補足・補完も効果的に作用しており。
 フラウとの一連のイベントや、昴の事故&瑞榎の死亡は、アニメならではのインパクトが大きかった。

 原作と比べたり、比べなかったりしつつ、なんだかんだで2クール、楽しませていただきました。スタッフの皆様、ありがとうございました。

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 あらためて、原作ゲームのリンクを。私がプレイしたのはXbox360版。限定版、しっかり買いましたよ。
 以前にアップした、原作プレイ時の感想はこちら。

 「Robotics;Notes」プレイ感想

 気に入ったキャラが居たら、それ目当てでプレイしてみるのは悪くないと思います。感想にある「選択肢で止まらない」仕様はパッチで改善されたらしいし。
 ゲーム画面のアイリやフラウは破壊力高いですよ。ちょうたかいですよ。

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