Fate/Zero 2ndシーズン#24「最後の令呪」

 いやあ胸糞の悪いお話ですね!(さわやかMAXな笑顔で)

 帰結するところは知ってはいても、いざ絵にして見せられると、本当に胸焼けがするというか、胃もたれがするというか。
 切嗣の、少を切り捨て多を救うという姿勢に感じていたもやもやが、完璧な形で解説され、すっきりさっぱり良く分かりました。
 ひとつを切り捨てることは、結局、すべてを切り捨てることと同じ……なんだな。
 極論ではありますが、この場合、極論で語ることが正しい状況なので。

 セイバーとバーサーカー、切嗣と綺礼の戦闘。この作品らしい、独自の法則に則りつつ切れ味の鋭い戦闘シーン、堪能いたしました。
 バーサーカー戦については、もう少し掘り下げて欲しかった気もしますが、BD/DVDで補完したりするのでしょうか。ともあれ、セイバーの美しさが、逆に切なく見えてくる、良い雰囲気のものでした。
 切嗣V.S.綺礼は、ある意味待ち望んでいた、最低最悪にして最良至高のバトル。いずれも根に抱えたものが暗鬱すぎて、毒気にあてられそうになる、そのすれすれの快感があるというか。
 この作品全体を覆う露悪的な部分を体現しているキャラクターの二巨頭だからなあ。

 聖杯の邪悪さが露になり(アイリの姿で現れた時の悪趣味なこと不快なこと、素晴らしすぎる)、それに対して決断を下す切嗣。
 ここまでの経緯を見ている視聴者には納得ですが、セイバーには納得のいかないことだろうなあ。ほんと、最後まで言葉の足りない人であることよ。

 すべては崩壊へ……終わりへと向かう。
 聖杯も、絆も、物語そのものも。

 次回、最終回。最後までしっかりと、見届けたいと思います。

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 切嗣のfigmaが出るとか、たまげたなあ。そ、そんな人気あるんですか切嗣って……?(いまいち把握できていない)9月発売予定、けっこう先です。
 銃とか煙草とかの小物を持たせて遊べるのは楽しそう。そのへんで、figmaとしても、ちょっと汎用性があっていいかも。

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