LUPIN the Third 峰不二子という女#5「血濡れた三角」

 やあ、普通に素直に面白かったです。
 ずっとこういう路線でいいのよいいわよ。でもこれだとOPの浮きっぷりが半端無いかもしれませんわね、などと思ったりしつつ。

 とにかく女性スタッフがメインに据わっているということがアピールされがちな本作ですが、男性の脚本、男性の演出の回の方が個人的には好みに合う。
 というより、相殺されてとても見やすいバランスになっている、のかも。互いのなまぐささを打ち消しあって、しかし平板にはならず、という絶妙の加減に落ち着いている。

 板垣伸によるコンテ・演出・作画監督(原画にも参加)ひとり舞台がまた、とても良い方向に働いていたのではないでしょうか。
 トラップ満載のダンジョンアタックは、怖ろしくもどこかユーモラスに、アクションの見ごたえたっぷりに作られていて、いやもう見ているだけで楽しかった。

 ルパンと次元の出逢いと数々の台詞のやり取り、オチの付け方がまた、男性にとっても女性にとっても(ウン?)浪漫がいっぱいで、終始ニヤニヤしながら見てしまいました。
 やっぱりこう、ルパンと次元が同一フレーム内に居る図っていいよね。
 あと……次元の声が、登場時のナレーションだととても年取って聞こえたんですが、ルパンとの掛け合いの時はとても生き生きしていて、ああ、やっぱり次元だな。これが次元なんだな。と、再確認いたしました。

 不二子はこれくらの役回り、これくらいの俗っぽさでいいよなぁ。下手に神秘的な存在にしすぎるのも何だし。
 ただ、タイトルに反して、あんまり「峰不二子という女」っぽくはなかったですが今回。

 1クールの真ん中回だし、サービスサービスぅってことかな。
 サービス。堪能しました。楽しかった、うん。

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 こんなのが出ていたんだな。2007年発売、1stから3rdまでのTVシリーズ全話に加えて、劇場版第一作から第三作までを収録した42枚組のDVD-BOXって豪快すぎる。参考価格(オープンプライスってことですかね)100,000円。Amazonでは現在35%OFF。この「峰不二子という女」を機に購入する人も居るのかな。居そう。

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