Fate/Zero#12「聖杯の招き」
サブタイトルは、綺礼にかかるものだったのか。
聖杯の招き。受けるか、受けざるか。というか令呪は強制的にくっついちゃうから、招待というよりは強制連行っぽいですが。
陣営入り混じっての会話劇と、派手な戦闘の行われた前回から一転して、じっくりと描写を積み上げるためにだけ、丸ごと使われた回でした。
どうせなら全部の陣営に少しずつスポットを当てて欲しかったような気もしますが、ここは切嗣と綺礼に焦点を当てて、深めていく場面だったのでしょう。
切嗣が状況を分析しているシーンは、彼の戦い方を如実に表していて、見ていてなにがしかの高揚感がありました。
暗がりの中で思索をめぐらせ、暗躍する。
反面、セイバーとアイリスフィールは、陽光の中に。けれど、不穏な影は、アイリの内から。なかなか辛いものがあります。
一方で、新しい住居が、ステイナイトをプレイしている身には懐かしく、しかしセイバー達には初めての場所であり。見ていてなにやら不思議な感覚に陥りましてよ。
一方、綺礼の心が、アーチャーの言葉によって揺り動かされていく様は、なかなか緊張感がありました。
屋内で男ふたりが顔を突き合わせて、さしたる動きもなく会話を重ねていくだけなのに、物語の軌道が着実に動いていくのが分かる。
重厚なシーンでした。
第一期は次回がラストになるようですが、暫定最終回前のタメ、だったのかな。
とりあえず、全陣営の俯瞰的なものは見せて欲しいな、と思うのですが……ずっと出番の無い人も居ることだし。
ま、第二期がすぐに来ることだし。
わりと気楽に、次回を待ちます。
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おっ。これは可愛いラバーストラップ。アソート内ではウェイバーがやっぱり良いですね可愛いです。シークレットもあるようだけれど、誰なのかな……はっ、まさか、ケイネス先生!?(だったら凄い)